森林ICTプラットフォームは、地域の森林整備や林業振興において必要不可欠な各種森林情報をGIS上で一元管理し、森林管理の効率化・高度化を可能とするシステムです。
クラウド技術を採用することで地域の森林管理を担う「市町村」と「林業事業体」が一体となってプラットフォームを運用できます。
総務省がICTまち・ひと・しごと創生推進事業にて横展開を図っている成果事例「真庭モデル」のコアシステムとして開発され、地域活性化への効果が実証されているとともに、林野庁が推奨する「森林クラウドシステム標準仕様」をいち早く実装、全国への普及展開が進んでいます。
森林ICTプラットフォーム システムイメージ
森林ICTプラットフォーム 導入効果
既存ユーザーへ
システム導入時に構築した
『過去のシステム遺産をそのまま活用可能』
既存ユーザーへ
システム導入時に構築した
『新規のシステム遺産についてそのままフィードバック』される
森林ICTプラットフォームを採用することの最も大きなメリットは、地域の森林管理の特徴に合わせた機能のカスタマイズが挙げられます。
森林の管理手法は全国に共通する部分と地域特有の部分に切り分けられます。前者には「森林クラウドシステム標準仕様」を採用することで効率的にシステムを構築し、後者により多くの費用を投じてカスタマイズ機能を充実させることが可能となります。
現在、北は北海道から南は九州まで地域の実情に合わせた豊富なカスタマイズ機能が充実しています。
森林ICTプラットフォームは、ユーザーが増える毎に年々その機能を追加しバージョンアップし続けています。
これらバージョンアップの中で追加した機能については既存のユーザーに対し開発費用負担なしでのフィードバックを実現しています。(※機能フィードバックに伴うデータ整備およびシステムセットアップについては別途費用が発生します。)
森林ICTプラットフォームは、クラウド技術を採用することで、地域の森林整備に係わる市町村、都道府県、林業事業体(自伐林家等小規模林業従事者を含む)などが共通の森林情報を活用できる仕組みです。
これまでユーザーごとにバラバラに管理されていた情報が一元化されることで、森林情報の共有や情報利用の効率化・高度化が実現でき、森林資源の管理に留まらず、災害対策や獣害対策など多岐にわたる効果を発揮できます。
市町村に導入した場合の構築範囲事例
森林ICTプラットフォームの周辺ツールの例
レーザー計測等で得られた精密な地形データを活かして、森林作業道や林道などの林業用路網の自動設計を行い、ユーザーの線形作成・コスト計算等を支援します。
■製品詳細について
住友林業(株)のページをご覧ください
デジタル化された航空写真を用いてパソコン画面上で立体視を可能とするソフトです。事前調査や森林所有者への説明の際に有効な情報となります。
■製品詳細について
(株)フォテクのページをご覧ください
自伐林家など小規模林業従事者向けの簡易なGISツール。自治体等が整備した最新の森林資源情報をWebブラウザ上で閲覧できます。
自治体で把握したオジロワシ等の営巣範囲の情報を管理し、地域の林業事業体と情報共有することで希少動植物を保全します。
北海道では広葉樹の天然林施業も多い地域です。付加価値の高い特殊材用の資源情報を管理することで、大幅なコストダウンを図りました。
森林計画図の精度が十分でないエリアについては航空写真を判読することで市町村独自の森林管理レイヤを構築します。より精度の高い施業計画の作成が可能となります。
精密な地形データを活用して微地形を表現する手法の一つのCS立体図を作成しました。等高線の情報と比較してもより現実に近い地形情報を読み取ることができます。
動作環境(推奨スペック)
対応OS: | Winrdows8.1/10/11 |
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CPU: | Intel Core i シリーズ(推奨) |
メモリ: | 4.0GB以上(推奨) |
ネットワーク: | インターネット接続環境 |
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